出会いの話。ーありえんくらいに楽しい夜に星を見つけたー
私は西畑大吾くんのことをよく知らない。
西畑くんと言うアイドルを語るにはあまりに浅はかだと思う。
しかし、今私が西畑くんに思うことも感じることもきっとずっとは覚えていられないことだと気づいてしまったからここに書き記しておきたいと思う。
もしかしたらもう過去の記憶は今の時点で色褪せていて、その瞬間に感じた物とは変わってしまっているのかもしれない。それは自分でもわからない。だからこそ、気づいた今に言葉にして残しておきたい。
手始めによく聞く「沼落ちブログ」を書いてみようと思う。
西畑くんのことを好きになった時のことも私にとって忘れられないけれど万が一があっても忘れたくない出来事だから。
私がそもそも初めて西畑大吾くんというアイドルに出会ったのがいつだったのか、正直鮮明には思い出せない。
何年何月何日の何だったのか、は思い出すことができないがきっかけは覚えている。
西畑くん、と言うよりは出会ったのは「大西畑」だった。
まだまだ幼い顔の大西畑がチューしちゃいそうなくらい顔を近づけているジャニーズショップの写真を店内でたまたま見かけた。(その頃は嵐担だった。)
感想は「可愛い」。その一言。
可愛い顔が好きだ。
西畑くんも流星くんもとにかく顔がタイプだ。とにかく可愛い。
あとは自分の質の話になる。単純な話、その頃の私は(まぁ今も変わらないが)俗に言う腐女子と言うやつだった。
可愛い顔の男の子がぴったりくっついて仲良さげにしている。
しかもこの感じ、ただの仲良しさんほどではないのでは?
本能がそう告げていた。
本能の話は冗談半分にさておき、本当にそんなきっかけで大西畑に出会った。
この日を境に数年は「大西畑推し」の期間が始まった。
特にどちらかを自担にすると言う発想もなかった。ただただ可愛いから、目に入れば「可愛いな^^」といい、だからと言ってわざわざ情報を追いもしない。そんな日々。
これがおそらく、2016年頃。
そして一つ私にきっかけが訪れた。
ジャニーズWESTの沼に落ちた。
前に述べた通り元は嵐の茶の間オタクをしていたが、友人に誘われてお邪魔したジャニーズWEST初ドームコンサート「24から感謝届けます」で見事沼落ちしたのだった。
それまでやってたらみる、程度の完全茶の間オタク(もはやオタクかどうかもわからん)状態だった私は見事ジャニオタデビューをここで果たした。
WESTを応援するようになって始めたのが1、過去作品を買い漁る2、少クラを見始める3、過去を調べまくるの三つだったわけだがここのどこにもチラホラと出現してくるのが大西畑、もとい関西ジャニーズJr.の存在だった。
DVDが発売されてから気が付いたが沼落ちの24魂にも出ていた。(入った日は関ジュがバックにつかない日だった)
少クラを見るとこの時の関ジュの体制がなんとなくわかった。西畑くんが関ジュのセンターだということもその時知った。
ジャニストのことを知ろうとすると必然的に関ジュのこともそこそこわかってきたような状態だった。
そしてすぐ次のきっかけが訪れた。
私をジャニストの沼に引き摺り込んだオタク友達が担降りした。(まじか)
どこに行ったのかと思えば藤原丈一郎だった。
最初は寂しかった。一緒にジャニストのオタクができないことが寂しかった。
しかしここから私の心の中で一つ小さな「羨ましい」という気持ちが芽生えた。
丈くんを応援しに松竹座へ通う友人、チラホラ聞こえてくる西畑大吾の名前。
あぁ、いいなぁ。西畑くん、見てみたいな。
そう思った。
しかしここで邪魔したのは自分のややこしい性格だった。
当時自分の中の固定概念として「掛け持ち厳禁」があった。
掛け持ちするような気持ちなら単推ししてる私に席譲ってくれよ、中途半端野郎。
そう思ってしまっていた。
今となっては何とも残念な思考だと思う。(もちろん今掛け持ち厳禁というオタクのことを否定するつもりはない。一途で可愛らしいと思う。あくまで自分自身の心の話だ)
おそらくこの時点で2017年くらいだろうか。
心内ではもう西畑大吾くんのこと応援してぇ!と叫びまくっていたわけだがそうもいかない状況だった。
まいジャニを見るのも拒否していた。
見てしまったら本当に沼落ちしてしまうと確信していたから。
なんかDDみたいと思っていたから。
そんなことしたら現自担への度し難い裏切りになってしまうと怖くなったから。
そのくせちゃっかりTwitterで状況把握はしていた。無駄な足掻きにも程がある。
そんな日々がとうとうしんどくなってきた2017年の冬。
私は一つの決断を出した。
「西畑大吾くんのことは推し!!」
無駄な足掻きにも程がある(二回目)
自担ではないから。
だから写真は顔がいいから買うけど自担ほどは熱は入れないしそこの順位付けはしっかりしてるし大丈夫。
正直書いていても意味のわからん理論である。
しかしそれで心の折り合いをつけた。
ここから少しずつ私にとって西畑大吾くんが特別な存在へとどんどん大きくなっていく。
月日流れて2018年。
とうとう私のジャニオタ人生に大きな転機が訪れる。
「少年たちのチケットあるんやけど一緒にどう?」
この一言から全てが変わる。
もとより舞台が好きで少年たちが好きだった。
だけどなんとなく自担がいるわけじゃないのにキャパの狭い松竹座に入らせてもらうことにずっと抵抗があった。なんだか申し訳ないと。
だけどここに今一枚私の手に入ろうといているチケットがある。
本当に私のような半端者が入っていいんだろうか。
ニワカ乙。と関ジュ担の皆さんに指を刺されないだろうか。
正直めちゃくちゃビビったし迷った。
だけど一目でいいから西畑くんのことを見てみたかった。
これ一回だけだから。ちゃんと帰ってくるから。(不倫かよ)
関ジュ担の皆さんには迷惑かけないようにするから。
そういってチケットを手にとった。
それが2018年夏松竹。「明日を駆ける少年たち」
お邪魔します・・・と小声で言ってしまったほどの怯えっぷり。
(過去に何かあったのか?と疑ってしまうが特に何もない)
席は二階席、センターブロック。
見やすい席だなくらいにしか思わなかった。(今なら手を叩いて喜ぶセンターブロック)
Jr.の舞台ってどんななんだろう、ショータイムってどんな感じなんだろう。そんなレベルでそわそわしまくり。
ペンラもJr.の物はないからWESTのものを関西だからセーフと言いながら恐る恐る出して。
(今になって思う誰もみてない)
ベルが鳴ってとうとう開演時間。
暗転する会場。音楽が流れ出す。
空気はどんどん盛り上がりを見せる。
すると緞帳が下がったままの舞台の上にピンスポット。
流れたのは関西アイランドのイントロ。
照らされてそこに立っていたのは見てみたくてやまなかった西畑大吾くん。
ありえんくらいに楽しい夜に
星を見つけて遊ぼうや
オーライ、と不敵に笑う西畑くんと同時に幕は上がり一気にステージは明るくなった。
だけどそこからの記憶は不鮮明で。
ピンスポットに照らされて立つ西畑くんがあまりに綺麗だった。
この世で一番綺麗でかっこいいと思った。
一言私の中でストンと落ちた。
あ、好きだ。
顔が好きだと思ってた。
もちろんやっぱり大好きだった。
でもそれ以上に舞台に立つ西畑くんは綺麗でかっこよくて力強くて儚かった。
舞台に関する感想は省力するけれど、公演終わりに松竹座近くのサイゼリアに入った。
西畑くん以外の記憶がなくて、すごくかっこよくてどうしよう。好きだ、どうしよう。と同じことを何度も何度も繰り返し半ベソをかく私を連番して連れて行ってくれた友人はなんとも言えない表情で見守ってくれていた。彼女は彼女で自担に対する感想がもっとあっただろうに申し訳ない。
一回だけだから、なんて無理だった。
あの瞬間。あのイントロで、「あぁ好きだ」と確信してしまった。
私は今までの無駄な悪足掻きを諦めて宣言することにした。
「私は西畑大吾くんが自担です」と。
ここに至るまで3年くらいかかっていることはもはや笑い話にもならない。
今となって思えばこの体制の少年たちを見るのがまさか最後になるとは思ってもいなかった。
本当にこの後からいろいろなことがありすぎる。
次は冬松竹かなとのんびりと構えていたら秋の梅田芸術劇場が決まったり(めっちゃ楽しかったね)
、それ用に参戦服を買って生まれて初めてレベルでオレンジのスカートを買ったのになにわ男子が急に結成されてオレンジのスカートの出番が無くなったり。(この時の衝撃たるや)
2015年の苦悩を知らない、一緒に歩むことのできなかったものとしては、なにわ男子ができたばかりの時期が正直一番キツかった気がしている。
それはそれとしていつかまたブログにして残しておきたい。
私は苦しかった。(賛否両論あるとは思う)
でもそれからいろんなことがあって今こんなにも楽しい。
西畑くんを応援しながら過ごす日々がこんなにも楽しくて幸せ。
西畑くんに出会って西畑くんの言葉や仕事からいろんなことを学んで感じて成長もした。
西畑くんはいつもファンに感謝、と言ってくれるけれどいつも思うがそれはこっちのセリフ、というやつだ。
西畑くんに出会わなければ見れなかった景色、気持ちがたくさんある。
いつも本当にありがとうと、心から今思う。
これから西畑くんにとって勝負時がたくさんくるだろう。
なにわ男子として踏ん張る時もたくさんくるだろう。
私にはただみてるしかできないけれど、その「みてる」が力になるように。
小さな一つの声があなたの力の一つになるように応援をしていたいと思う。
私は西畑大吾くんのファンだ。
今日も西畑くんのことを好きでいられて、応援できて幸せだ。
いつもありがとう。
追記:
後々当時サイゼリアで私の泣きべそを聞いていた友人は「何抵抗してんねやろ。もう落ちてるやろ」くらいに思って聞き流していてくれていたようです。
無駄な抵抗でした。笑う。
あと、なんやかんやオープニング以外で鮮明に覚えているのは桶ダンスでした。
すけべ野郎め。否定はしません。みんな大好き桶ダンス。
次はなにわ男子編をかけたらいいな。